わたしのホンダナは本だらけ。  沼畑直樹

わたしのホンダナは本だらけ。  沼畑直樹

昨日のNHKの放送はどんな感じでしたか。

私は拭き掃除に夢中で、6時から起きているにもかかわらず見逃すという失態を犯しました。

妻も楽しみにしていたので、冷たい目で見つめられました。

録画予約も忘れてました。

果たして、私の部屋は映っていたのでしょうか。

私の部屋は、毎日テーブルなどの上に余計なモノは置かないようにしていますが、寝室にはまだ本がいっぱいあります。

まったく理想的な状況じゃないのですが、これでも相当捨てたつもりです。

でも、もっと捨てられるのではないかと、昨日の朝もじっと本棚とにらめっこしていました。

17冊ほど、苦渋の選択で捨てる本をピックアップ。

でも、それ以外が自分と相談しても、どうしても捨てられない。

捨てられないどころか、最近は1日数冊、昔の本を読み返して楽しんでいます。

 

本以外の部分も整理できる部分がないかと探し回り、玄関の小物の整理ができました。

でも、収納にはまだまだある。ゆるりまいさんのように綺麗にできない。

 

そんな自分と、佐々木さんや肘さんとは何か差があるのではないかと最近考えていました。

やはり、できる人とできない人には差が…。

と、佐々木さんとのメールのやりとりで「ちょっと寂しくもある」と弱音を吐いてしまいました。

 

でも、座談会で肘さんは徹底的になくすのではなく、自分の必要な分を見極めると言っていたし、佐々木さんも常にモノ捨て競争にはしたくないと言っています。

そういう意見は嬉しい。でも、私は本棚を見つめ続けている。

一向に捨てる本が出てこない。

どうして佐々木さんは捨てられたのか。

 

ミニマル&イズムオフ会でもみなさんに言いましたが、佐々木さんの《ぼくモノ》の捨てる方法については、あまり「じっくり」読んでいません。

昨日、佐々木さんにメールで「読んでないですよね?」と突っ込まれました。

でも、私はどうしても「ミニマリズム」は自分で苦悩し、考え、見つけていきたいもの。

だから、最近お会いするみなさんやミニマリストさんのブログは読んでいないです。

考えがだぶったり、誰かがすでに言っていることでも、自分で考え、自分で驚きたい。

そして、堂々と書きたい。

 

佐々木さんも同じ。彼もブログはそれほど読んでいなくて、自分の経験を大事にしている。だからあの本は生まれたのです。

彼が本を書くと決めたとき、まだ部屋はきれいじゃなかった。

ミニマリストじゃないのに、本を書こうと、1年以上前に決めました。

普通なら、ミニマリストが書こうと決心するもの。

しかし、彼は本を書こうと思案しているうちに、少しずつ部屋からモノをなくしていった。

自分自身を実験するように。

 

テレビを捨てたとき、「本当にいいの?」と聞いた。

私はテレビが大好きだし、佐々木さんも映画が好きだからだ。

彼は答えた。

「いや、捨ててみるとどんなものなのか、知りたいだけです」

また買う日もあると思います。と言っていた。

 

佐々木さんとのディスカッションで、「人の知識で会話を満たすのはやめよう」と互いに決意したことがある。

自分が人に語れるのは、自分の経験だけ。

だから、ゆるりまいさんの部屋にモノがないのは二人とも知っているけれど、それがどんな気分なのか、どういうものなのか、語ることはできない。

だから、図書館でいろいろ本は読んでいたけれど、結局は彼がミニマリストに達する過程がすべてだったのです。

 

 

ところで。

捨てる方法、捨てるか捨てないか、それは、自分で決めたい。

のですが、先日、私の家に集まってくれたみなさんの意見はどれも刺激的でした。

特に、前日に申し込んで参加してくれたmakiさんの、「本は記憶するようにしている」という意見。

買わずに、図書館で主に読むそうで、買わないので記憶するように心がけているそうです。

「それは凄い」と思い、そうだったら読む姿勢も変わってくるのではないかと感じました。

自分のことを考えてみると、本は何度でも読みたいと思っているから、じっくり読むというよりは、ガンガン読み進める感じ。

電子書籍もいつでも読めると思っているし、本も好きな本はとっておいて、また読みたいと思っている。

だから、「記憶するように」読んだことなんてない。

 

実際に私ができるのかどうかというと、全く自信がないですが、常に心に留めておきたいと思いました。

 

私の家にはまだモノがいっぱいある。

でも、やっとの思いで捨てようと決心できたとき、少し誇らしげな気分になる。

この気分を味わう機会は、これから何度でもありそうです。

 

追記 10月27日

ミニマリズム 本棚

その後順調に本捨ては進み、仕事以外の書籍はこの4冊になりました。

あとはクルマのカタログ、辞典的なもの数冊です。

雑誌はKinfolkとカーグラフィック、ブルータスのキャンプ特集、ディスカバージャパンがそれぞれ1冊ずつ。

 

 

 

 

Author Profile

沼畑 直樹

Numahata Naoki


『最小限主義。』、写真集『ジヴェリ』『パールロード』他(Rem York Maash Haas名義)、旅ガイド『スロウリィクロアチア』他

英語を母国語として学ぶ http://mothertongue.jp


メール info@tablemagazines.com

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