習慣をはじめるきっかけとなる「トリガー」。
何かを見たり、聞いたり、動いたりすることが行動をはじめるきっかけになります。
誰でもやっているのが、朝アラームで目を覚ますこと。
音や光が起きるトリガーになっている。
ぼくは、夜寝る前にヨガマットを床に敷いてから寝ています。
朝起きる→ヨガマットを見ることがそのままヨガをはじめるトリガーになります。
行為の終わりを「トリガー」にする
瞑想を終え、ヨガマットをベッドの下に片付けることが、
掃除機をかけるトリガーになっています。
(マットをベッドの下に片付けながら、次の行動である「床」をイメージしています)
その掃除機を片付けることが、洗濯開始の合図。
掃除→洗濯のイメージの似たもの同士をくっつける。
朝のコーヒーを淹れて飲むことは、ブログを書き始めるトリガーです。
新しい習慣を付け加えるコツ
新しい習慣を、今の習慣に付け加えるときにも使えます。
毎日やっている今の習慣自体を「トリガー」にする。
たとえば、ぬか漬けを最近はじめたのですが、
朝、かならずやっていることと言えば「ゆで卵を作る」こと。
なので卵を見たらぬか漬けを思い出すように、イメージ作りをしました。場所もキッチン同士で近い。
「毎日かき混ぜるなんて無理」と思っていましたが、効果はてきめんで忘れることはほぼありませんでした。
すでにやっている習慣に新しいものを付け加える、というのは、歯磨きをしながら片足立ちしたり、ドライヤーしながらスクワットしたり、忘れがちなエクササイズにも有効です。
習慣を「鎖」のようにつなぐ
習慣が次の習慣を呼んでくる。
逆にひとつの習慣が途切れれば、ほかの習慣にも影響を与えてしまう、まさに「鎖」です。
だからこそ、ひとつひとつの習慣に、その行為をすること以上の責任を負わせられる。
ぼくは何かをはじめるときに自分の「やる気」や「モチベーション」などまったく信頼していません。
習慣とトリガーを鎖のようにつないでいく「チェインメイク」。
こうして行動する人のことを、かっこよく「チェインメーカー」と呼んでいます。