映画評– category –
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映画評
良い映画と良い人生の共通点 佐々木典士
良い映画を見ていると、エンドロールの前に「充分に元は取ったな」と思い、映画館の座席を立ち去ってしまってもいいような感覚に襲われる。 最近では、タランティーノの新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 」がそういう映画だった。60年... -
映画評
「レディ・プレイヤー1」永遠の小学生
佐々木典士「ターミネーター2」が公開されたときは確かまだ小学生で、父親に連れられて一緒に見たことを覚えている。初めて1人で見に行った映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャーⅢ」だったような気がする。 そんな子どもの頃、映画の世界に没入して、とんでもな... -
映画評
おもてなしと忖度と「ペンタゴン・ペーパーズ」
佐々木典士相手が口にしてないのに、その要望をたぶんこうだろうと推測し先回りして行動する。 喜ばれる「おもてなし」も、嫌われる「忖度」も根は同じ行動だ。 自分が思っていることであっても、直接口にしないことで軋轢を避ける。それは美徳でもある。しかしそう... -
映画評
クリント・イーストウッド『15時17分、パリ行き』レビュー
佐々木典士クリント・イーストウッドはもう87歳。 知らないうちに亡くなってやしないかと不安に思い、定期的に検索してしまう。 輸血のようにぼくの寿命を分け与えられるならぜひそうしたい。それでもっと映画を撮り続けてほしい。ぼくにとってはそんな存在だ。 &nbs... -
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「散歩する侵略者」
佐々木典士もちろん、誰にでも勧められる映画ではない。 https://youtu.be/qww3E-MgVsE 映画を見るときは、「たぶんこういう内容のもので、見たらこんな気分になるだろうと想定して見る」ことが多いと思う。 スパイ映画なら、裏切りの心理戦や銃撃戦を...
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