人生は短し、優先せよ乙女。

相反する選択肢があり、そのどちらも選べないとき、

AがあるからBを諦める、AがあるからBはできないというAのせいにするような考え方ではなく

Aを優先している、と考えるようになりました。

 

ぼくの場合だと

・軽トラキャンパーを作りたいが、今は仕事を優先すべき時期

・お酒の楽しみより、自分を律する楽しみを優先している。

・安定した収入の会社員よりも、時間や仕事を自分で決められるフリーランスを優先している。

・コミュニティや家族もまぶしく見えるが、今は、自分の輪郭線がはっきりする1人でいることを優先している。

 

片付けでも「家族がいるので、モノが減らせない」ということもよく聞きます。

しばらくは家族の意見が変わりそうもないなら、家族がいるからできない、と思うのではなく

「すっきりした生活にしたいが、モノを捨てたくないという家族の気持ちを優先している」と考えてみる。

 

人は相反する目標ができると、自分をうまくコントロールできなくなり、意欲が低下するという調査があります。つまり迷った結果、どちらもしなくなる。見に覚えありまくりです。

 

だから「どちらも価値ある選択肢だとわかっているが、今はこちらを優先する」と決める必要があります。

 

 

2つの選択肢を「相反する」と思いこんでいるときもあります。

ぼくも仕事の時間と運動する習慣は、相反するものかと思っていましたが、走っているときに驚くほどのアイデアが浮かぶので、実際には「走りながら書いている」とわかりました。そうして今は、毎日の運動の時間を、自分の仕事の時間ととらえています。

 

捨てたくない家族の気持ちを優先していたら、いつか心がほどけてモノを手放してくれることもあるでしょう。

 

そして自分がしていることを「優先している」とは、はっきり言えないと感じるとき、

・仕事よりも、SNSを見る時間を優先している。

・早起きするよりも、夜更かしでストレス解消することを優先している。

・やりたくない仕事だが、挑戦や変化への恐怖心がないことを優先している。

 

それが、行動を変えるべきタイミングではないでしょうか。

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この記事を書いた人

作家/編集者。1979年生まれ。香川県出身。『BOMB!』、『STUDIO VOICE』、写真集&書籍編集者を経てフリーに。ミニマリスト本『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は25カ国語に翻訳。習慣本『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス刊)は12ヶ国語へ翻訳。