「キーストーン・ハビット」と呼ばれる習慣があります。
ほかの習慣の形成にも良い影響を与える、要となる習慣のこと。
・早起き
・運動
・片づけ
など、これらを身につけることで他の習慣も身につけやすくなり、好循環のスパイラルがはじまります。
どれからはじめてもよさそうですがぼくの場合は、やはりミニマリズムからはじまる片づけから始めたので、それが効果的だった理由を考えてみます。
何かを習慣にしたいと思うときに、
鉄則は「ハードルを下げること」。
まず、モノを減らすことによって、掃除や片づけは驚くほど簡単になり、すっかり習慣になりました。
今の部屋も、モノが散らばっていたら片づけないほうが不自然な部屋で、勝手に手が動いています。モノを減らすことで、片づけは習慣になりやすくなる。
片づけからはじまる運動
片づけからはじまり運動も習慣になりました。
たとえばヨガもそう。
これが習慣づけられたのは、今考えると「ヨガマットを出すのが楽」だからという理由だと思います。行動をはじめるときにわざわざ部屋を片づけたり、モノをどけたりしなくていい。
運動のハードルを少しでも下げたいので、今はジムに持っていくモノも最小限にしています。準備に必要なモノは少ないほど、行動をはじめやすいとわかっているからです。ジムに行く前に探しモノをして、そのうち行きたくなくなって……ということもありません。
早起きに及ぼす効果
早起きも、片付いた部屋だからこそ気持ちのいい光が入ってきたりする。(マキシマリスト時代は、部屋にたまったホコリを見るのが嫌で、24時間雨戸を閉めたドラキュラ生活でした)
朝起きてすぐにヨガに取り掛かれるよう、寝る前にマットを敷いてから寝ていますが、朝起きたらすぐに目に入り、それが行為を始める合図になります。
片づいていない部屋だと、敷いていても目に入らず、埋もれるかもしれません。ヨガマットを見ることで、起きなきゃという自制心も働きます。
何より、朝片づいた部屋で起きるということは気持ちがいい行為です。
片づけから人は変われる
何かを自制する習慣を身につけると、他のことにもそれが及ぶという研究があります。
たとえば運動する習慣ができた人は、食生活も気をつけるようになる。
ミニマリストにも習慣を意識している人が多いと思いますが、こうしてみると当然かもしれません。ぼくは「片づけから人は変われる」と思っています。
ミニマリズムはすべての行為のハードルを下げてくれる。
新しい習慣に挑戦したいと思ったとき、ミニマリズムはいつも側で応援してくれています。