土日の功罪
佐々木典士

今、毎日同じ時間に起き、同じような1日を過ごしている。

予定を入れない限り、休みはない。

 

 

以前は週休2日では足りなく、

週休3日ぐらいあったほうがいいんじゃないかと思っていたが、

少し考え方が変わった。

 

疲れはその日のうちに処理する

 

今、毎日苦しくない程度に働き、毎日運動することで体力も回復力も高まっている。

睡眠時間もしっかり確保している。

 

 

すると、疲れはほとんど翌日に残らない。

その日にできた疲れは、その日のうちに処理しているような感じだ。

 

 

こうしてみると、一般的な働き方というのは、

「土日があるんだから、そこでたまった疲れを取ればいいよね?」

という働き方なのではないかと思った。

 

 

以前は休みがあることが嬉しかったが、

土日があるせいで平日を過酷にしているのではと思うようになった。

 

 

平日は疲れがたまっていくこと前提だから、

土日に寝だめが必要になり、生活のリズムも狂っていく。

 

 

休息と仕事は同じ行為

 

休息と仕事は正反対の行為のように感じていたが、

今は「休息」も「仕事」も同じ行為の

プロセスの一環だと思うようになった。

 

 

だから1日のうちに休息がしっかり取れないような働き方は、

そもそもプロセスとして成立していない。

 

 

今はとにかく「継続できること」を大切にしている。

徐々に疲れがたまっていくような行為が、継続できなかったとしても無理はない。

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この記事を書いた人

作家/編集者。1979年生まれ。香川県出身。『BOMB!』、『STUDIO VOICE』、写真集&書籍編集者を経てフリーに。ミニマリスト本『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は25カ国語に翻訳。習慣本『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス刊)は12ヶ国語へ翻訳。