壁だけをリフォーム 「空」間は変わっていく 沼畑直樹

リフォームというと色々大掛かりにしなきゃいけないようなが気がするけれども、去年の夏、壁だけをリフォームした。

リフォームというか、壁を左官の技術で漆喰を塗ってもらったら、リフォームになった。という感じ。

ちょうどクライアントに左官の方がいて、前からやってみたかったのでお願いしてみた。以前からミニマリズム的な「空」という考え方、壁から成る空間の素晴らしさ的なことをこのサイトでも紹介してきたけれど、壁をよくするだけで部屋の空間はぐっと良くなるのでは? と思い、決断。

素材は、シリカライムという、自然物の匂いは残し、化学物質的なものは吸着するという石灰成分のものを選択した。

この素材は、珪藻土と違い、樹脂を含まないので施工が少し難しいものの、一度施工すれば花や木といった自然な香りを残しつつ、化学物質から成る匂いやカビを浄化する性能を持つ。石灰の他に主成分となるのは、滋賀県の音羽山系で産出される、水晶を多く含んだ「音羽晶石」という花崗岩で、これが空気の濾過能力があるらしく、これと石灰と混ぜることでシリカライムとなる。

それから1年。やっぱり、壁は大事だなと思う。

洒落た店に立ち寄るとき、いつも壁は素敵。

商業施設は、壁の素敵さは当たり前のこと。人を呼べるわけです。そこに居たくなるから。

まぁ、この家がお店のようになったかと言われると微妙だけど、まだやってない2階や玄関もやりたい・・・。

部屋の様子はこちらでも紹介されているのでどうぞ https://sakanrestawall.jp

私のはフィーユという方法で塗装してもらったけれど、次に初回されているニュアージュの家が本当に素晴らしくて、やはり吹き抜け的な空間性には敵わない。

でも、白い壁紙から、グレーを基本とした部屋になり、カフェのように過ごしたいと思いながら、いろいろ工夫して過ごしている。

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この記事を書いた人

『最小限主義。』、写真集『ジヴェリ』『パールロード』他(Rem York Maash Haas名義)、旅ガイド『スロウリィクロアチア』他

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