「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」増補版を発売!!

「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」文庫版が、ちくま文庫より2月7日発売‼
単行本をボリュームアップした【増補版】となっております。

いつものように、こちらのブログでどこよりも詳しい内容紹介を。

1 文章をすっきりと読みやすく改訂!
単行本には文章がまどろっこしいというご批判がたくさんありまして。
「文章はミニマリストじゃない」ってやつな! しばらくはこれでいいと思っていたんですが、今見ると確かにアラが気になったり、下手だなと思うところもあったのでなるべく読みやすくしたつもりです。情報として古くなった部分も少し直しました。再読するならこちらをぜひ!

2 巻頭カラーの4組のミニマリストの「3年後の写真」を追加。
なんとあの肘さんの部屋にベッドが鎮座! そしてなぜか異様にエロいベッド‼ 一見の価値ありです笑。

3 「モノを手放す方法最終リスト」に10のルールを追加し、合計80のルールに。
単行本ではすっかり抜けていた、手放す方法としてのメルカリや、本を書いた後に気づいた視点を盛り込みました。

追加した10のルールはこんな感じです。

・片付けを習慣にする
・モノの時給を考える
・とにかくおすすめは「メルカリ」
・ 大事にできるか、管理できるか考える
・「欲しい」と「嬉しい」は別
・ 防災用品だけは、禁句の「いつか」に当てはまらない
・環境への配慮を忘れない
・家族のモノをどうしたらいいか?
・得意な人が手放す
・「ある」メリットが上回れば増やす

4 文庫版あとがきは「ミニマリズムの後で」と題しました。

当時まったく無名の著者が書いたこの本は、3年間でなんと23ヶ国語へ翻訳され、世界累計で40万部以上になりました。ミニマリズムの爆発的な流行と、それからの3年の間に感じたことをまとめました。ミニマリズムについて、客観的に振り返るような内容になっています。

5 解説はやまさんこと、やまぐちせいこさんに。

単行本の「ぼくモノ」で抜けていたのが、家族でモノと向き合うというお話です。イベントでもいちばん多いのが「家族のモノをどうしたらいいか?」という質問でした。
またもうひとつ抜けている視点として「ミニマリストと発達障害」という視点があると思っています。視覚情報などが過敏なことで、モノがたくさんあることがストレスになる。モノの管理が苦手で、どうしても散らかしたり忘れ物をしたりしてしまう。そういった人にとって、ミニマリストのライフスタイルは非常に効果的だと思っています。その抜けている視点を、当事者の立場からやまさんにバシッと解説していただきます。解説というより、本文の補講としてやまさんにお願いしました!

なお、大人の事情、契約の関係でこちらの電子版は結構先になってしまいます、ごめんなさい。よかったら紙で読んでみてくださいね。本は本棚ごと一度まるごと手放してしまったのですが、その時にいちばんたくさん持っていた文庫が「ちくま文庫」でした。だからとっても光栄で嬉しく思っています。

今のぼくにはもう書けない、コンプレックス丸出しで、それだけに熱く誠実な内容だと思います。日々を過ごすうちに大事なことも忘れてしまいます。自分も何度も読んでいるはずですが、そのたびに大切なものを思い返させてくれる本ですね。ぜひよろしくお願いします!

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この記事を書いた人

作家/編集者。1979年生まれ。香川県出身。『BOMB!』、『STUDIO VOICE』、写真集&書籍編集者を経てフリーに。ミニマリスト本『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は25カ国語に翻訳。習慣本『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス刊)は12ヶ国語へ翻訳。