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ミニマリズム
「数字」のミニマリズム
佐々木典士みんな算数ができるから、数字はとっても強力でわかりやすい。だけど、数字に頼りすぎるのは危険でもある。「位置財」という言葉がある。収入、物的な財、名声といった財産のこと。これらは数字になりやすく、誰かと比べやすいから全体での自分の位置がわ... -
ミニマリズム
埋め尽くさない。
沼畑直樹小学校4年生のとき、シャープのX1というパソコンを買ってもらった。 たぶん、中古だから5万円くらい。 以来、プラミング言語でひらがなを作ったり(基本的にカタカナしか打てなかったため)、絵を描くツールを作ったりすることに没頭した。 PCにの... -
最小限主義。
「何もしない」旅の本 スロウリィ があさって発売です。
沼畑直樹7年間のクロアチアの旅が一冊の本になりました。佐々木さんとの仕事で通ったクロアチアで見つけた、「何もしない」という過ごし方。ローマ皇帝のころから続く、バカンスという文化。気に入ったお気に入りの場所で、何日でも過ごそうという、自分のための旅... -
書評
書評『茶の本』第四章茶室 「不完全」な空間 沼畑直樹
ミニマリズムに出会い、最初のころにKindleで『茶の本』をよく読んでいた。以来、時々あの世界に触れたくなって、ページを開く。私が特に好きなのは、第四章の『茶室』。言葉一つひとつに勇気づけられるような思いがするから不思議だ。岡倉天心がこ... -
ミニマリズム
欲望と喜びの関係
佐々木典士何かを「欲しい」思う欲望のメカニズムと、それが手に入ったとき「嬉しい」と思うメカニズムは違う可能性がある。長い間どうしても欲しいと思い続け、努力して手に入れる。しかしせっかく手に入れたものの喜びがそれほど大きくない。単純にモノや金銭的な... -
部屋紹介
独房から、取調室へ
佐々木典士年はいつものように明けて、新年の誓いを立てる。年が明けると、ぼくは自分を変えたくなっていた。「ミニマリスト」が昨年1年で多くの人に知られるところになったし、ミニマリズムは国境を越えて、広まり始めている。去年の6月に願いを込めて書いた。「... -
ミニマリズム
キャリアを振り返らないミニマリズム
沼畑直樹「昔の歌詞なんて何も思い出せない。すぐに出てくるのは『島唄』くらいなんだ」と佐藤剛さんは言った。音楽プロデューサーとして多くの作品を生んできたにもかかわらず、過去は振り返らない。今は月に十数本の音楽コラムや連載を抱え、資料の本を読... -
部屋紹介
リフォーム前の部屋と、引越直後の写真。
沼畑直樹年末に写真の整理をしていたら、リフォーム前の家の写真が出てきた。 8,9年前に古いマンションの一部屋を買い取って、壁紙や床板などをすべて剥ぎ取って、スケルトン状態からリフォームをしたときの写真。 仕事帰りにリフォーム中の部屋を訪れると、何もな... -
最小限主義。
「最小限主義。」と「ぼくモノ」
佐々木典士きれいな夕陽を見て、写真に撮る。ぼくには、その写真を特に説明もなしに送りつけることのできる相手がいる。 沼畑直樹さんである。 沼畑さんが書いた「最小限主義。」でぼくが感じたことはいろいろあるが、ここではひとつだけ記したい。... -
最小限主義。
《最小限主義。》増刷が…。 そして推薦レビュー
沼畑直樹決定したことをまずはご報告します。私は佐々木さんと違い、まだほとんどのミニマリストさんとお会いしたことがありませんが、今回ブログやツイッター、メール等で多くの感想をいただきました。「感謝度」は遙か高く、空に届きそうです。本当にありがとう...