早起きは、先鋒であり大将
佐々木典士

早起きは加速し5:30に起きるようになりました。寝る準備をするのは21:30。

(これ以上早くすると、友人と過ごすときの例外が辛くなりそうで考えどころです)

 

基本的に十分な睡眠時間を確保しているので、めちゃくちゃ辛いわけではありません。

しかしぱっちり目覚めるときもあれば、ぼんやりして、もっと寝たいと思うこともあります。

 

それをどうやって乗り越えるかというと、

早起きに「習慣の全責任を負わせている」ことがあげられます。

 

どうにでもなれ効果

 

今まで日記やアプリに習慣をいろいろと記録してきているのですが、

早起きできなかったときは、その次に待っている習慣のヨガも、瞑想もやらないことが多いです。1日ダラダラと過ごしてしまうことも。

早起きに失敗したことで、自己肯定感がなくなり、投げやりになります。今日1日はなかったことにし、明日のまっさらな状態から始めたくなります。

 

 

心理学で「どうにでもなれ効果(The What-The-Hell Effect)」と呼ばれる現象です。

原語もなかなかすごいですが、映画でよく聞きますね。

 

 

お酒を今日は飲まないと誓っていたのに1杯飲めばやめられなくなる。

食べないと誓っていたポテチに手を付けてしまえば、別のチョコまで一気に完食してしまう。

今日はもう「失敗」が確定してしまったのだから、後は知るか、どうとでもなれ!

だから最初の一歩がやはり重要です。

 

 

その意味で「早起きは先鋒であり、大将」と心がけるようになりました。

多少眠くても、この眠気に抵抗できなければ、その後の習慣も総崩れしてしまう。

早起きはいちばん最初に出てくる先鋒であり、負けてしまうと後の習慣も立ち行かなくなってしまう大将でもあります。そして成功すれば、自己肯定感の連鎖がはじまる。

 

早起きの責任を前より重くすることで、早起きもできるようになってきました。

そういえば、ぼくはなかなか早起きできない自分を「夜型なのではないか?」と考えていたりしましたが、完全な言い訳でした。

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この記事を書いた人

作家/編集者。1979年生まれ。香川県出身。『BOMB!』、『STUDIO VOICE』、写真集&書籍編集者を経てフリーに。ミニマリスト本『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は25カ国語に翻訳。習慣本『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス刊)は12ヶ国語へ翻訳。