禅の修行僧の日課は、日付の数字で決められているという。
4と9のつく日は、剃髪と特に丁寧なそうじ。
1,3,6,8がつく日は、托鉢、などなど。
なるほど、こうすれば
「そろそろ髪を剃ろうかな、もうちょっといけそうだから明日でいいかな」
などと悩む必要がない。髪の伸びも、掃除の具合も一定だろう。
それにならって、
ぼくも毎月1日を「雑事デー」にしている。
やることは
【ミニマリズム、掃除系】
・いらないものを見極め、手放す
・中掃除 (窓ガラス、洗車など普段しないところ)
・生活の仕組み、動線の改善
・生活備品の確認→購入(ゴミ袋、洗剤など)
・歯ブラシ、カミソリの交換
・溜まったダンボールをまとめる
【仕事・お金系】
・税金の支払い
・請求書など郵便物送る
・領収書の整理、プリントアウト
・本、名刺、書類などのスキャン
・ブックマークの整理
・本棚の整理(重要テーマを前に出し、読むべきものをはっきりさせる)
など。毎日の習慣では、なかなか手が及ばないものを整理していく。
「雑事デー」のメリット
雑事デーがいいのは、普段手が及ばないものを目にしても
「できていない」と自分を責める必要がないことだ。
普段は領収書をわちゃっとクリアファイルに入れているだけでも、
ダンボールが溜まっているのを見たとしても、
「それに手を付ける日は決まっている」と思えれば、安心できる。
放置しているわけではないのだ。
コツは、「自分とのアポイントメント」を何より優先すること。
毎月1日は雑事デーなのだから、そこに予定は入れない。
自分という他人との約束を、優先して守る。
そして「例外をきっちり作る」。
1日にどうしても外せない予定が入るときは、その場でスライドさせて2日に雑事デーを
スケジュールに記入する。2日もダメなら3日に。翌月には持ち越さない。
会社員の方なら、第一土曜日にするとか、最終土曜日にするなどもいいかもしれない。
ひとつひとつの雑事は、はっきり言ってつまらないこともある。
しかし、雑事をまとめてやると、かなりすっきりし、達成感もある。
雑事デーがあることで、毎日の習慣をスムーズに進められる。
ぼくにとっては毎日の習慣を支える、大事な習慣のひとつだ。