結果は目的ではない
佐々木典士

ある朝体重計に乗ると、前日よりも体重が0.8kgも増えていた。

それでも悲壮感はなかった。

 

今は体重を目安にしていないこともある。

前日は8km走り、夕食を軽めにしていた。

 

 

だから一瞬「バカな……」とも思ったのだが、やるべきことをやり、やるべきでないことはやらなかった結果なのだからすがすがしい。

同じ結果が出たとしても、思い当たる節がありまくりではこうは思えなかったと思う。

 

 

スーパースターだったわけでも、最後に最高の成績で終えられたわけでもないスポーツ選手が引退するにあたって「悔いはない」という言葉を発するのをたびたび見てきたように思うが、本当にそうなのだろうと思う。

 

 

結果はどうでもいいわけではない。しかし結果はすべてではない。

結果は目的ではない。

 

 

人生の最後にヒーローインタビューされるとして、

「……まぁ、そうですね、大体は満足してます。誘惑も多かったですし、息抜きが多かったかなとは思いますけど。もうちょっと評価されてもよかったかな?」などと言いたくない。

 

 

やり切ったと思える1日を重ねた先に、やり切ったと思える人生があるのではないだろうか。

この記事を書いた人

作家/編集者。1979年生まれ。香川県出身。『BOMB!』、『STUDIO VOICE』、写真集&書籍編集者を経てフリーに。ミニマリスト本『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は25カ国語に翻訳。習慣本『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス刊)は12ヶ国語へ翻訳。