自力整体も追加
佐々木典士

高校一年生の頃、歩くこともままならないような腰痛になってしまったことがあります。

 

腰痛には原因不明のものが多いと知るのはもっと先のこと、何か原因があるはずだとそのときはいろんな病院に行きましたが、そのたびに違う診断をされてしまいました。(初期のヘルニアだとか、骨折してるかもとか)。

 

 

そのなかで唯一効果があったのが整体でした。それ以来、整体には一目置いています。

 

そういえば、大学でも整体の授業取ってたことがありますね。病院をいろいろ回っても改善されず~という体験が先生の説明とまったく同じだったので、そのことをテストで書いて単位もらいました。

 

 

ヨガもやってるし、筋膜リリースも試してるのだけど、毎日の運動を続けるようになると腰が張ったりメンテナンスの必要を感じました。そんなとき手にとってみたのが矢上裕さんの「自力整体」の本です。

 

 

いろいろと要点はありますが、そのひとつは

骨格のゆがみが不調の元だということ。

 

 

たとえば腰の骨がゆがんだ状態でいると、その周りの筋肉は常に働くことになる。

次第にこりになり、悪化すると腰痛になる。

 

 

さらにこった筋肉によってゆがんだ位置で骨格は固定されてしまう。

だから筋肉を伸ばしたりゆすったりしてこりをほぐし、関節の隙間も広げていく。

筋肉や関節をゆるめて、骨格の位置を正しい位置に収める、と。

 

 

これやってみても見に覚えありまくりだし、歪んでるんだろうなー

気になる腰も左側だけだし。

 

 

骨盤のゆがみから始まりいろんなところもゆがむと。

 

肩こり、腰痛、便秘、冷え性、目の疲れ、生理痛、ひざの痛み、O脚、むくみ

などいろんな症状にあわせて、自分で簡単にできる整体が紹介されています。必要なものは使ってもタオルぐらい。ゆすって動かすというのがポイントかもしれません。

 

 

ぼくには大腰筋や骨盤をほぐす運動が効果があったようで、やってみるとすぐに腰や膝の感覚が変わるのがわかりました。

実は自力整体の本は以前にも買ったことがあるのですが、そのときは続きませんでした。

 

 

しかし、今はヨガをしたり、ストレッチをしたり、マットの上で自分のメンテナンスをする習慣が先に身についているので、それに追加するだけ。

 

 

整体も専門家にやってもらうのが本当はいいのだと思いますが、今は近所にもないし、続けるためには費用もかかる。高校生の頃、整体に通わなくなってしまったのも毎回5000円かかるのはなんか親に申し訳ないなぁと思ったのが原因のひとつです。

 

 

毎日やりたい人にとっては、自力整体は効果的かと。専門家にやってもらった捕捉にもなるかも。

何より大事なのは継続。◯◯体操みたいなのも無限にあるので、続けるためにはどれに絞るかですよね。

 

 

もちろん病院でないと解決できない種類の病気もあるはず。

それだけですべて解決する! というものは眉唾だと疑ってかかりましょう。

自分には効果があったからといって、まわりに無理にすすめないこと。

ミニマリズムの話と一緒ですな。

 

 

自力整体はぼくには効果がありそうですが、いろいろ試されるなかのひとつとしてご紹介させて頂きます。


矢上裕「DVD症状別 はじめての自力整体」

矢上さんの自力整体の本はいろいろとありますが、

新しい著作だけにポップで見やすいです。

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この記事を書いた人

作家/編集者。1979年生まれ。香川県出身。『BOMB!』、『STUDIO VOICE』、写真集&書籍編集者を経てフリーに。ミニマリスト本『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は25カ国語に翻訳。習慣本『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス刊)は12ヶ国語へ翻訳。