自分への手紙
佐々木典士

寒さも本番を迎えて、早起きの難易度は上がったように思えるけど、05:30起きは変わらず続いている。

 

ビール酵母を夜飲むと、やはり寝起きがよくなっていると感じる。ビール酵母の特徴的な味にはもすっかりなれ、もはやないと物足りなさを感じるほどに。

他にやっていることは、起きる前に暖房がつくようにタイマーをセットすること。

寒すぎると起きるのがつらくなる。かといって、冬の寒さはぴりっとしていいものでもあるので、温めすぎないぐらいに。

 

 

起きてすぐするのは、ヨガなので寝る前にヨガマットを出している。

寝起きでマットを出すより、寝る前にマットを出しておいたほうが遙かに楽。

 

 

ジムから帰ってくるとプロテインを飲む。

お腹は減っているのだがヘロヘロになっているので、そんな簡単なものさえ作るのが億劫なときもある。

だから、ジムに行く前に作っておいて帰ってきたら飲めるだけにする。

ぼくはやっていないけど、「つくりおき」というのもこの延長なのだろうと思う。

 

 

暖房も、ヨガマットも、つくりおきも同じ。

少し踏ん張りが必要な自分のために、先回りして用意してあげる。

それは「今日もやろうね」「おつかれさま」というメッセージでもある。

 

 

少し余裕のあるときの自分が、自分に対して手紙を書いているような感覚である。

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この記事を書いた人

作家/編集者。1979年生まれ。香川県出身。『BOMB!』、『STUDIO VOICE』、写真集&書籍編集者を経てフリーに。ミニマリスト本『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は25カ国語に翻訳。習慣本『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス刊)は12ヶ国語へ翻訳。