エッセイ– category –
-
食事肉と欲
佐々木典士男性にとって、性欲というのは身を焦がす炎だと思う。ぼくもそうだったけど、10代、20代の頃は手に負えない厄介なもの、そんなにそのことばっかり考えたくないよと思ってしまうコントロール不能なものではないだろうか。30代も後半になり、それがだいぶ落... -
エッセイテーマがあれば誰にでも話を聞ける
佐々木典士ミニマリズムについてのお話をするとき、来てくれた方に話題を振るのは簡単だ。「何か手放したいモノがあるんですか?」たいていは、なかなか手放せないモノが残っていたり、自分のモノは済んだけれども家族のモノをどうにかしたい、という話になる。 ... -
エッセイエンドロールとお葬式
佐々木典士映画のエンドロールは、映画好きを自認していたときはスタッフの名前まで覚えようと必死で見ていたような気がする。今はもうそれもおさまって、なんとなく映画の物語を反芻する時間に使っている。それほど思い入れがなかったり、あまりに長くなりそうなと... -
書くこと記憶ともう一度出会う
佐々木典士ぼくがスマホを手にしたのは、2012年のこと。それ以降は出来事の記憶が以前より残っていると思うようになった。家族で話をすると、昔どこ行った、あそこに旅行行った、という話になるのだが全然覚えてなくていつも申し訳なく思う。せっかく連れて行ってく... -
ミニマリズム花のある生活
佐々木典士花をもらった。 講演のあとに花束をもらったりすることはあったけど、花瓶もないので誰かにお譲りすることが多かった。 今回この小ぶりな花束をもらったときは、おじさんに花束ということで身の処し方にとまどったのだが、適当にコップに活けて... -
ミニマリズムあえてする「見えない化」
佐々木典士「見える化」は生活の面でもさまざまなところで有効だ。 たとえば家計簿。毎月どれだけ何に使っているか理解することが節制への入り口。「同居人モノさんの家賃」を自分がいくら負担しているかを考えるには1㎡あたりの家賃を考えてくださいと... -
エッセイ静けさと歌。
沼畑直樹基本的に家で仕事をするときは、相棒のハチくんとスカイプで画面共有をして仕事をしている。1月はまぁまぁ忙しいのだけど、仕事を進めているうちに「石田ゆり子のインスタの猫のやつがさぁ」と脱線していく。コーヒーを挽いていると、その音がハチく... -
書くこと2017年にやったことリスト
佐々木典士2017年に、初めて体験したことを書き出してみた。 ・お正月ダイビング(石垣島)・原チャリに乗る(久米島)・サーフィン(江ノ島)・爬虫類カフェ、小鳥カフェに行く(東京)・漆喰を塗る(下諏訪)・京都に引っ越す・トイレを作る(箱根エコビ... -
書くこと伝わりやすい言葉とは
佐々木典士海外版の本がたくさん出ているので、メールでのやり取りや、読者からの質問も英語で受けることが多くなってきた。ぼくの英語力はぜんぜん高くない。しかしわからない単語が出てきてもネットで調べればわかるし、書くときも、これは英語でなんて表現するの... -
仕事株式会社「じぶん」
佐々木典士大抵の悩みは人間関係から来るもの。働くときもそう。企業に勤めていればなおさら。嫌な人間とも、なんとかうまくやっていかなければならない。 フリーランスになれば、1人社長になる。とよく言われる。 報連相は自分のなかでだけ...