エッセイ– category –
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エッセイ
うどんとうちわ
佐々木典士うどん県こと香川県。 観光客向けにうどんを食べさせるお店がある。お店は繁盛している。内装も新しくキレイで、目立つ通りの入りやすい場所にあるからだ。 そこで生まれて初めてさぬきうどんを食べた観光客は大満足。 「さぬきうどんってこんな美味しいん... -
エッセイ
好き嫌いは、論理に先行する
佐々木典士人が驚くとき、まず最初の0.1秒でびっくりし、次の0.9秒でその意味を知るといいます。 散歩しているときに、近所の犬にいきなり吠えられたとしましょう。 そのとき「何かに吠えられた」と理解してから驚くのではなく、まずビクッと驚いてから「なんだ、犬... -
エッセイ
肉と欲
佐々木典士男性にとって、性欲というのは身を焦がす炎だと思う。ぼくもそうだったけど、10代、20代の頃は手に負えない厄介なもの、そんなにそのことばっかり考えたくないよと思ってしまうコントロール不能なものではないだろうか。 30代も後半になり、それがだいぶ落... -
エッセイ
テーマがあれば誰にでも話を聞ける
佐々木典士ミニマリズムについてのお話をするとき、来てくれた方に話題を振るのは簡単だ。 「何か手放したいモノがあるんですか?」 たいていは、なかなか手放せないモノが残っていたり、自分のモノは済んだけれども家族のモノをどうにかしたい、という話になる。 &n... -
エッセイ
エンドロールとお葬式
佐々木典士映画のエンドロールは、映画好きを自認していたときはスタッフの名前まで覚えようと必死で見ていたような気がする。今はもうそれもおさまって、なんとなく映画の物語を反芻する時間に使っている。それほど思い入れがなかったり、あまりに長くなりそうなと... -
エッセイ
記憶ともう一度出会う
佐々木典士ぼくがスマホを手にしたのは、2012年のこと。それ以降は出来事の記憶が以前より残っていると思うようになった。家族で話をすると、昔どこ行った、あそこに旅行行った、という話になるのだが全然覚えてなくていつも申し訳なく思う。せっかく連れて行ってく... -
エッセイ
花のある生活
佐々木典士花をもらった。 講演のあとに花束をもらったりすることはあったけど、花瓶もないので誰かにお譲りすることが多かった。 今回この小ぶりな花束をもらったときは、おじさんに花束ということで身の処し方にとまどったのだが、適当にコップに活... -
エッセイ
あえてする「見えない化」
佐々木典士「見える化」は生活の面でもさまざまなところで有効だ。 たとえば家計簿。毎月どれだけ何に使っているか理解することが節制への入り口。 「同居人モノさんの家賃」を自分がいくら負担しているかを考えるには1㎡あたりの家賃を考えてくださ... -
エッセイ
静けさと歌。
沼畑直樹基本的に家で仕事をするときは、相棒のハチくんとスカイプで画面共有をして仕事をしている。 1月はまぁまぁ忙しいのだけど、仕事を進めているうちに「石田ゆり子のインスタの猫のやつがさぁ」と脱線していく。 コーヒーを挽いていると、その音がハ... -
エッセイ
2017年にやったことリスト
佐々木典士2017年に、初めて体験したことを書き出してみた。 ・お正月ダイビング(石垣島) ・原チャリに乗る(久米島) ・サーフィン(江ノ島) ・爬虫類カフェ、小鳥カフェに行く(東京) ・漆喰を塗る(下諏訪) ・京都に引っ越す ・トイレを作る(箱...