BLOG
-
English
言葉を選ぶ「根拠」を変える。 シンプルでミニマルな母国語(英語)の学び方 沼畑直樹
「英語ができる人」というのは、一種類ではない。 まず、文法的な知識が豊富で、日本における英語テストが高得点の人。 当然、「英語ができる人」と言える。 もう一つ、真逆のようなパターンの人がいる。 それは、「発音がネイティブ並で、ペラペラ話せる... -
お金
申し訳ない気持ちはどこから来るの?② 所有も生年月日もない世界 佐々木典士
【誰かの時間を使うという申し訳なさ】 日本にいると「申し訳ない」という気持ちに触れることがめちゃくちゃに多い。たとえば、誰かの時間を使ってしまうことに対する申し訳なさと言ったら世界一かもしれない。 ・電車が1分遅れて到着すると「お急ぎの... -
お金
申し訳ない気持ちはどこから来るの?① 佐々木典士
Tetugakuyaさんの哲学対話「申し訳ない気持ちはどこから来るの?」に参加したので、考えたことをまとめておきたい。 人が「申し訳ない」と思う時には様々なバリエーションがある。 ・相手の期待に答えられなかった・果たすべき努めを果たしていない・自... -
ミニマリズム
ストーリーで買う、ストーリーで手放す 佐々木典士
レストランに行って「ブルターニュ産オマール海老のポワレでございます」とかなんとか言われながら一皿出されたとする。フランスのどのあたりがブルターニュ地方かよくわからなくても、ヨーロッパの青い海でピチピチ跳ねていた海老がはるばるやってきて... -
エッセイ
修行そのものが悟り 佐々木典士
一週間に一度ぐらいはサウナに入りにお風呂に行く。でも、ここしばらくものすごく「ととのう」という体験をしていない。 最初にぼくがサウナを体験したのは℃(ドシー)というゲストハウスとサウナが一体化した施設だった。ロウリュもあり、よく考えら... -
書くこと
憧れから距離を置く 佐々木典士
ここのところ憧れることをできるだけ避けるようにしている。ぼくにも見てしまえば憧れる人はたくさんいる。それぐらい博識だったり、たくさんの本を書けたらどんなにいいだろうかと思う作家や研究者。もしくは自給能力やサバイバル能力が高くてたくまし... -
書くこと
「お題をもらう」ということ 佐々木典士
先日、哲学対話というものに始めて参加してみた。ファシリテーターは哲学カフェtetugakuyaの店主、杉原あやのさん。 今回の哲学対話はお題をもらって、少人数で語り合うというもの。お題は「人は変われるか?」。哲学対話というと敷居が高い感じがする。で... -
体験主義 ニュー・エンピリシズム
New Empiricism ニュー・エンピリシズム 佐々木さんの変容 沼畑直樹
佐々木さんは変わった。 変わったのは今から8年前、「ミニマリズム」という言葉に興味を持ってから。 写真集の編集者として活躍していた彼ともすでに長い付き合いだったけれども、なにせ寡黙なので現場では私が一方的に幸福論的なことを言っているだけ。プ... -
ミニマリズム
価値観の宣言。 沼畑直樹
2015年に日本で始まったミニマリスト、ミニマリズムのブーム。 当時、私が人に言われたことは「~リストって、自分で宣言するのが流行ってるの? どうして?」といったこと。 「宣言する必要ありますか?」といったもの。 そう言われるといい気はしない。... -
書評
pha『夜のこと』〜粘土のすること〜 佐々木典士
おっぱいというのは、見てるとすごくさわりたくなるのに、実際にさわると二分ぐらいで飽きてしまう。『Ⅱ』 Phaさんの書くものの魅力は、簡素な文体でみんながどこかで認識してはいるがはっきりと口に出してはいないようことをあっけらかんと言い当ててし...