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価値観の宣言。 沼畑直樹
2015年に日本で始まったミニマリスト、ミニマリズムのブーム。 当時、私が人に言われたことは「~リストって、自分で宣言するのが流行ってるの? どうして?」といったこと。 「宣言する必要ありますか?」といったもの。 そう言われるといい気はしない。... -
pha『夜のこと』〜粘土のすること〜 佐々木典士
おっぱいというのは、見てるとすごくさわりたくなるのに、実際にさわると二分ぐらいで飽きてしまう。『Ⅱ』 Phaさんの書くものの魅力は、簡素な文体でみんながどこかで認識してはいるがはっきりと口に出してはいないようことをあっけらかんと言い当ててし... -
エンプティ・スペース 019 コロナ渦の今、カーテンを開ける 沼畑直樹 Empty Space Naoki Numahata
ロードスターというオープンカーを借りて、広く見晴らしのいい道に駐めた。 そこは車の行き交う幹線道路ではなく、ほとんど車の通らない道。 幌を全開にして、街路樹や広い公園の風景を眺める。 走りが楽しい車だけども、走らない。 借りるのは午前中だけ... -
近内悠太『世界は贈与でできている』〜贈与が生む意志力〜 佐々木典士
「交換」が覆い尽くす社会 日本の地方を車やバイクで走っていると、どんな辺鄙な場所に行っても山にはトンネルが開き、道路は舗装されていて安全に走れることに驚く。山に登れば、登山道が整備され、石を積み上げて階段が作られ危険が避けられる。 この本... -
エンプティ・スペース 018
モノは増えて→そして今 沼畑直樹 Empty Space Naoki Numahata2019年10月30日 なんだかんだ言って、モノは増えていく。 家族暮らしには避けられない道だ。 引っ越しから1年、部屋は綺麗だが、「常にモノがテーブルの上やカウンターに置かれない状況を作る」という面では、崩れることは多い。 妻が食事を作り、食べ、片... -
人に見せられないもの。沼畑直樹
ミニマリズムに出会ってキャンプを始めたころ、揃えた道具の競い合いのような雰囲気が周辺で起こり、ある人に「そこでまた競ってしまう」と指摘されたことがあった。 それから、どんなことでも「これは競争になっていないか?」と自分に問いかけるようにな... -
エンプティ・スペース 017
夕涼みの風景 東京ローカル
沼畑直樹
Empty Space Naoki Numahata2019年9月2日 9月1日、日曜日に朝市に行った。朝市といっても、昼の3時からはじまる朝市。ローカルの人々が集まり、小さな店舗が集うお祭りだ。 前々から友人が出店している縁で通っていたが、今回は引っ越した先の近くで行われるので、「絶対行くよ」と参... -
ヤマザキOKコンピュータ『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』〜金より大事なものを守るための投資〜 佐々木典士
著者のヤマザキOKコンピュータ(さん付けも違和感あるし長いので愛称のヤマコンで)とは、「ぼく習」を出版する直前ぐらいに大阪で一度会ったことがある。「途中でやめる」の山下陽光さんがつないでくれたご縁だ。サバイブというメディアで書かれている記... -
新型コロナウイルスとミニマリスト 佐々木典士
ミニマリストはこの状況に向いていない? 新型コロナウイルスはミニマリストの生活にどう影響するのか? まずわかりやすいものとして、ミニマリストはこの状況に向いていないという意見があるだろう。国内外で物流が滞ったり、買い占めが起こったとき「街... -
リアルどうぶつの森 〜雑用の再導入〜 佐々木典士
宙ぶらりんに 3月初旬に確定申告のためにフィリピンから日本に一時帰国した。フィリピンではコロナウイルスへの対策が早くしかも徹底していた。3月中旬にはフィリピンで国内移動する手段があっという間に絶たれ、何をどうしても日本から戻れなくなってし...