佐々木典士/Sasaki Fumio– Author –
佐々木典士/Sasaki Fumio
作家/編集者。1979年生まれ。香川県出身。『BOMB!』、『STUDIO VOICE』、写真集&書籍編集者を経てフリーに。ミニマリスト本『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は25カ国語に翻訳。習慣本『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス刊)は12ヶ国語へ翻訳。
-
リアルどうぶつの森 〜雑用の再導入〜 佐々木典士
【宙ぶらりんに】 3月初旬に確定申告のためにフィリピンから日本に一時帰国した。フィリピンではコロナウイルスへの対策が早くしかも徹底していた。3月中旬にはフィリピンで国内移動する手段があっという間に絶たれ、何をどうしても日本から戻れなくなっ... -
使い切る楽しみ 佐々木典士
ぼくが乗っている車、ロードスターの魅力は本当にたくさんある。そのひとつは「使い切れる」というところにある。排気量は1500ccだから全然大きくも速くもない。しかし一般道では充分な加速が楽しめ、高速でもオーバースピードになりすぎる心配もあまりな... -
半径5mからの環境学 なぜ鹿や猪が増えているのか? 千松信也さんに聞く 佐々木典士
近年、猪や鹿の増加による農作物の獣害について耳にする機会が増えました。京都でも2017年に平安神宮などの有名な観光地にも猪の出没が相次ぎ、たびたびニュースで話題になりました。この問題の背景を、京都の山間に暮らす猟師という目線で見つめられてい... -
なぜミニマリストがマツダの車に惹かれるのか? 後編 「所有」の価値を再発見する 佐々木典士
CX-30 チーフデザイナー柳澤亮氏 やなぎさわ・りょう 1969年生まれ。91年にマツダ入社。05年に二代目BT-50(ピックアップトラック)のチーフデザイナーとなり、07年からオーストラリアに駐在した。11年に4代目デミオのチーフデザイナー、16年からCX-30の... -
子猫がすべてをなぎ倒す 佐々木典士
【積み上げられたタイヤの中で】 友人からLINEが入る。ぼくが住んでいるアパートの敷地で、子猫が見つかり、ずっと鳴いているという。日本みたいに、野良猫、野良犬はかたっぱしから捕獲!という感じでは全然ないフィリピン。だからそういう動物はたくさん... -
宮下洋一『安楽死を遂げるまで/安楽死を遂げた日本人』 〜結果に優先する納得〜 佐々木典士
素朴な賛成派だった ぼくは人生に対する満足感は、人生が終わる時に来るのではないと思っている。(このことは前にもブログで書いた)いままで行ってきたことが、臨終の間際に採点されて、結果「いい人生でした!」と誰かに認められるわけではない。やりた... -
半径5mからの環境学 移動する暮らしについて、荷台夫婦に聞く 佐々木典士
1トントラックの荷台にDIYで作られたキャンパー「ゆんゆん号」。結婚したばかりの夫婦は、荷台を新居に新婚生活を始めることにしました。名付けて「荷台夫婦」。合言葉は、不動産から可動産へ。移動する暮らしの実情と、これからの思いについて聞きました... -
ビルドの説、暇と退屈の倫理学 佐々木典士
香山哲さんは、ぼくが今最も連載を楽しみにしている漫画家のお1人。連載のひとつに「ビルドの説」がある。(ebook japanでは連載中の「ベルリンうわの空」シリーズが無料で読める) 【「ビルド」とは?】 香山さんによれば「ビルド」とは、 「自分の快適... -
良い映画と良い人生の共通点 佐々木典士
良い映画を見ていると、エンドロールの前に「充分に元は取ったな」と思い、映画館の座席を立ち去ってしまってもいいような感覚に襲われる。 最近では、タランティーノの新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 」がそういう映画だった。60年... -
外国としての日本 佐々木典士
フィリピンには1月から合わせて、半年以上いた。こんなに外国に長期間いるのは初めて、すっかりフィリピンの生活に慣れきってしまっていたので、日本に帰ってくると日本が外国として感じられる。 フィリピンからの飛行機が3時間も遅れたので帰りのバスに...