佐々木典士/Sasaki Fumio– Author –
佐々木典士/Sasaki Fumio
作家/編集者。1979年生まれ。香川県出身。『BOMB!』、『STUDIO VOICE』、写真集&書籍編集者を経てフリーに。ミニマリスト本『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は25カ国語に翻訳。習慣本『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス刊)は12ヶ国語へ翻訳。
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ミニマリズム
ビルドの説、暇と退屈の倫理学 佐々木典士
香山哲さんは、ぼくが今最も連載を楽しみにしている漫画家のお1人。連載のひとつに「ビルドの説」がある。(ebook japanでは連載中の「ベルリンうわの空」シリーズが無料で読める) 「ビルド」とは? 香山さんによれば「ビルド」とは、 「自分の快適や充... -
エッセイ
良い映画と良い人生の共通点 佐々木典士
良い映画を見ていると、エンドロールの前に「充分に元は取ったな」と思い、映画館の座席を立ち去ってしまってもいいような感覚に襲われる。 最近では、タランティーノの新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 」がそういう映画だった。60年... -
フィリピン留学
外国としての日本 佐々木典士
フィリピンには1月から合わせて、半年以上いた。こんなに外国に長期間いるのは初めて、すっかりフィリピンの生活に慣れきってしまっていたので、日本に帰ってくると日本が外国として感じられる。 フィリピンからの飛行機が3時間も遅れたので帰りのバスに... -
エッセイ
たとえつぶやきがバズっても 佐々木典士
カシューナッツ&カシューフルーツについてのつぶやきがバズった。 https://twitter.com/minimalandism/status/1140567520102846466 これはフィリピンの先生から授業中に雑談で教えてもらった。フィリピン人なら、カシューフルーツはみんな知っているそう... -
英語
英語は砂金集め 佐々木典士
大人の英語学習がつらい理由 英語を学習していると、本当に自分が情けなることがよくある。単語を覚えてもすぐに忘れて、何度も同じ言葉を辞書で引くハメになる。相手の言っている英語がわからなかったり、自分の言いたいことがうまく表現できなかったりす... -
English
My only answer 佐々木典士
私がどんな失敗をしようと、あなたが私を取り戻してくれる。この人生が台無しになろうとも、あなたが私の成果。この世を去る準備はできた。そして誰かが問うだろう。「何を成し遂げたのですか?」と。私は答える、「あなた」と。 ──ルーミー Whatever mist... -
英語
ぼくたちは、日本語と英語を同時に学んでいる。佐々木典士
大人が英語を話すときの問題点 大人が英語を話すときの大きな問題は、自分の母国語で言いたいことと、英語で言えることのギャップが大き過ぎるということだと思う。 何か意見を求められて、子どもだったら「すごくいいと思う!」とか「超楽しかった!」と... -
ミニマリズム
孤独とコミュニティの実験 佐々木典士
2年前に、京都の端っこの巨大な研究所の1室に住み始めた。4ha(4万平米)の巨大な敷地。昼間は職員の方はいるが、夜になれば真っ暗で住んでいるのはぼく1人。まわりの数十キロには友達の一人もいない。 孤独の実験 今まで本や講演で、人の幸福にい... -
フィリピン留学
Face the music 佐々木典士
フィリピンの留学の事情に詳しい伊藤光太さんからアドバイスとして「チョコレートを用意しておくといいですよ」とアドバイスされた。留学中はずっと欲求不満のような状態になるので、それを解消する方法を用意していた方がよいということだった。 ぼくは海... -
エッセイ
日本人は常時「円」使用 佐々木典士
フィリピンのスーパーやデパートのレジ前で並んでいると、フィリピンの女性に順番を抜かされたことが2度あった。セブの空港でタクシーを待つ列でも、欧米人らしき男性がぼくの前に前に出てこようとする。 でも彼女たちに悪気はないようだったし、特に急い...