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連載 エンプティスペース
エンプティ・スペース 004
遠くまで見える
沼畑直樹
Empty Space Naoki Numahata2017年12月28日 朝、車でいつも通り妻を仕事場のスタジオまで送るため、井の頭通りから五日市街道に入った。 すると、道の向こうの空に、白い雲のようなものが見える。 「もしかして、あれは富士山なのでは…?」 今まで何度も通ったこの道で、富士山が見え... -
エッセイ
日本人は常時「円」使用 佐々木典士
フィリピンのスーパーやデパートのレジ前で並んでいると、フィリピンの女性に順番を抜かされたことが2度あった。セブの空港でタクシーを待つ列でも、欧米人らしき男性がぼくの前に前に出てこようとする。 でも彼女たちに悪気はないようだったし、特に急い... -
フィリピン留学
フィリピン留学 ドゥマゲテでの2ヶ月② 〜英語力の変化〜
佐々木典士悔しい思いをたくさんしてきた 2ヶ月のフィリピン留学で、英語力にどれぐらい変化があったか書いておこうと思う。ぼくは高校までは受験英語はできた方だと思うけど、大学に入ってからはぜんぜん真面目にやらなくなり、かなり最近までほとんど手がつけられ... -
フィリピン留学
フィリピン留学 ドゥマゲテでの2ヶ月① 〜命の適正な軽さ〜
佐々木典士フィリピンの2ヶ月間も、あと一週間で終わろうとしている。ここでの生活にはすでに慣れてしまった。最初の印象を完全に忘れてしまわないうちにまとめて書いておきたい。 ぼくがフィリピンに到着したのは1月6日。ぼくが選んだのはセブでもマニラでもなく... -
ミニマリズム
他人のSNSを信用しない
佐々木典士昨年の12月にバイクの免許を取るべく、教習所に通いつめた。新しい経験はいつも刺激的。その頃からtwitterを見なくなった。(もともとFacebookはあんまり使っていない)以前からフォローは0にしていて、リストでフォローを管理していたのだがそれもすべて... -
連載 エンプティスペース
エンプティ・スペース 003
「美味しい」の意味
沼畑直樹
Empty Space Naoki Numahata2016年12月 昼。西の窓から射し込む陽が強く、それが私に師走の感情を呼び起こす。 この家ではいつも、冬はテーブルに座ると眩しい。 そして、寒さゆえ、毎日お湯を沸かすようになる。 温かいお茶のため。 音が知らせてくれるポットではない... -
ぼくたちに、もうモノは必要ない。
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」増補版を発売!!
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」文庫版が、ちくま文庫より2月7日発売‼ 単行本をボリュームアップした【増補版】となっております。 いつものように、こちらのブログでどこよりも詳しい内容紹介を。 1 文章をすっきりと読みやすく改訂! ... -
連載 エンプティスペース
エンプティ・スペース 002
ウェストコースト
沼畑直樹
Empty Space Naoki Numahataウェストコースト 1年前、西伊豆の宿に行った。ミニマリズムを知ったころに、夕陽の見える海岸を探して、行きたいと思いつつも数年が過ぎてしまっていた。 片付いた部屋を抜け出して、西日の路を往く。 2017年12月7日 西伊豆を走りたい。と... -
連載 エンプティスペース
エンプティ・スペース 001
沼畑直樹
Empty Space Naoki Numahata2008年ごろに雑誌で見た、ある老夫婦のシンプルな部屋。ベッドと机以外はしっかりと片付けられていて、狭い平屋のその空間は「静謐」という言葉がよく似合った。 以来、ふとしたときにその写真を見たくなり、目にするたびに気分がすっとした。 そし... -
習慣
気が重いというサイン
英語留学するために、今日フィリピンに出発する。 もちろんワクワクもあるが、どちらかといえば気の重さが勝っている。日本でのんびりしていたいような気がする。 いつも、こんな感じだ。 アラブ首長国連邦でのトークでも、空港までの足取りは重か...